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文楽鑑賞記

ブンラクってご存知ですか。
人形浄瑠璃のことです。
伝統芸能に深い造詣があるとかそーゆーの一切無い人間ですが、会社の先輩で無類の舞台好きな方がいて誘われるまま年に1回くらい観に行ってます。
今までいくつか初心者でも楽しめる演目に連れて行って頂いたものの、ハッキリ言ってほとんど覚えてません。
ウンチク傾けるなんてもっての他ではありますが、少しでも薄れる記憶の断片として留めておければと思いここに記します。
なんちてー、ぶっちゃけ私のテキトー書き殴りですのでネタだと思って読み流してください。

鑑賞日:2005年2月20日(日)

演目①:壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
-阿古屋琴責の段(あこやことぜめのだん)-

なんでこう伝統芸能は演目が難しいんでしょうね。
漢字読めません!
りげる記者によると、物語のあらすじ&解説は以下のとおり。
時代はいつだ・・・平家の残党狩りの話だからとりあえず源平時代らしぃ。
恋人で指名手配中の影清の行方を問われても口を割らない遊女阿古屋に楽を演奏させてその音色の乱れの有無で嘘をついているかいないかを裁判するという場面。
阿古屋の美しいいでたちと、琴・三味線・胡弓と次々演奏させられる「琴責め」(余談:セリカ某嬢あたりが別の妄想しそうなプレイですね)が見もの。
源氏の家臣だと思うんだけど、裁判する重忠(善人)と岩永(悪人)って2人が出てくるんだけど、岩永はハナから阿古屋をクロだと決め付けてて水を飲ませて拷問しようとか言ってるんだけど、重忠は阿古屋の演奏の淀みないのに感じ入ってシロ判定しちゃうんだな。
まぁいつの世も男は美女には騙されると。

この演目は歌舞伎でも人気があるらしく、ググったらこことかこことか詳しい解説があったですよ。
阿古屋ですごいのはやっぱり演奏シーンで人形がリアルに演奏してるように見えるところですねぃ。
右手の三味線コーナーに入れ替わり琴→三味線→胡弓の演奏者が交代で座るんだけどその手元と人形の手元シンクロしまくり。
1体の人形は人形遣い3人で操るので、右手と左手は別々の人が操作してるんだけどとてもそうは思えません。

演目②卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
-平太郎住家より木遣音頭の段(へいたろうすみかよりきやりおんどのだん)-

これも漢字読めません(--;)
ストーリーは遠い昔になんか聞いたことあるような感じ。
御上のご意向で三十三間堂を建てるために自分んちの柳の木を切られちゃうことになった家の女房が実は柳の精で、木を切られることによって死んでしまう突っ込みどころ満載悲劇の物語。
他にも色々あるんだけど簡略

もうすぐ命の尽きる女房お柳(りゅう)が切々と5歳になる我が子との別れの悲しさを語るところが涙を誘うであります。
若い頃にはわからないですね、この心境。
しんみりきちゃう自分は年取ったなと(吐血

文楽って人形遣い/語り/演奏がそれぞれ別れていて、舞台正面はもちろん人形が演じてるんだけど、舞台右手に太夫(語り)と三味線(演奏)が座ってて声と音楽をアテてるイメージなのかな。
で、だいたい普通は太夫1人が4役とかすべての人形の台詞を語ります。
太夫は男性しかいないから女性役の時の声は裏返ってるるー。
でも不思議とダミ声の裏声でも喜怒哀楽がグッとくるのが奥が深い希ガス。

それはそうと、この話って民間伝承を人形浄瑠璃に取り入れた作品なのかな?
柳の木を金に物を言わせて伐らせる御上って白河法皇なんだけど、この人なんか悪いことイッパイしたのかしらん。
今度京都を訪れるときはそんなことも考えながら三十三間堂で会いたいと願う人の顔を探そうと思います。


なんてカッコよくまとめてみた。
が、実は途中で眠くて字幕読むの疲れてラストよく理解してなかったりしてー。
アハァ。
でも、国立劇場は歌舞伎座なんかに比べて座席は見やすいし格式も高いらしーので文楽いいですヨ。
なにげに劇場内売店に売ってた十二支お手玉が激しく気になるんですが。
誰か買ってー。

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February 21, 2005 1:00 PMに投稿されたエントリーのページです。

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